学生さんの扶養控除 損益分岐点はいくら


去年から

「扶養控除引っかかるので、バイト入るの少なくしますね~(´ω`) 」

と学生さんに言われることが多くなりました。

私としては

「えっ。ああ、うん…。」

とかで済ませてたんですけど、一部には

「扶養とか考えてるよりも、稼いだ方がいいぜ!!オラオラァ!」

ということをいう方もいて、一体どういうことなのか、一度はっきりさせたいな~と思って調べました。

 

まずは調べました。ネットでね!!

そしたら、結構適当なこと書いてあるんですよ…( ゚Д゚) しかも、コピペサイトが多くて、大体どこも似たような適当な情報が載ってます。

なので、弊社の顧問税理士&社労士さんに確認して、金額をちゃんと計算した上で、どのぐらいの額なら損にならないのか、をちゃんと考えてみることにしました。

 

えー、下記はごく一般的な学生さんのケースで書きますので、レアケースとかは追いませんし、私自身はプログラマーで専門家ではないので、参考までにという感じです!!!

 

学生さんが扶養の対象から外れるのは、給与が103万円を超えてからです。

じゃあ、一体それでどれぐらい損するの??

それを計算していきます。

 

①親御さんが払う所得税

 

大きいのは、親御さんなど、あなたを扶養している人が納める税金が増えます。

で、ここが難しいのですが、親御さんの稼いでいる金額により、税率って違うんですよ。

その金額が330万円~700万円以下の場合、20%の所得税がかかります。

あなたの年齢が、その年12月31日現在の年齢が19歳以上23歳未満だとします。

その場合、親御さんが払うべき税金が、63万円、扶養に入っていることで税金の対象からその分を抜かれていることになります。

つまり、

63万円×20%=126,000円

が扶養で得をしていたのですが、これからは税金として支払う必要があります。

 

②親御さんが払う住民税

 

住民税というのもやっかいです。親御さんが支払っている住民税も、扶養から外れることで増えます。(´ω`)

住民税は大体10%です。

あなたの年齢が、その年12月31日現在の年齢が19歳以上23歳未満だとします。

45万円×10%=45,000円

が扶養で得をしていたのですが、これからは税金として支払う必要があります。

 

③学生さん自身が払う住民税

 

これは結構大きいですね。扶養から抜けると住民税を支払う必要が出てきます。

例えば年間120万円稼ぐとすると、給与所得控除65万円と、控除が33万円、住民税はざっくりいうと10%です。

120万円 – 65万円 – 33万円=220,000円

220,000円×10%=22,000円

ですね。

 

④学生さん自身が払う所得税

 

これは大した金額ではありません。

給与所得控除65万円と、基礎控除38万円がありますので、例えば年間120万円稼ぐとすると、所得税は5%です。

120万円-65万円-38万円=170,000円

170,000円×5%=8,500円

 

 

以上が扶養から外れることにによって、増えると思われる税金です。

ちなみに、扶養から外れると社会保険に加入しなければならないとか、社会保険費用を払わなきゃいけないと解説しているサイトもありますが、

扶養から外れると社会保険に加入しなければならないは間違い

 

です。社会保険に入る必要があるのは、学生さんとか主婦さんとか、年収とか関係なく、

「フルタイムで働く人の4分の3以上働く人は社会保険に入らないといけない」

ということになっております。(´ω`) 103万円を気にしている人は、おそらく4分の3以上働くとか心配しなくていい人だと思うので、今回考えないことにします。

 

上記の前提から、損益分岐点の計算をしてみます。損益分岐点とは、ここを超えれば損、ここを超えれば利益、という分岐点です。

 

まずは例として、学生さんの年間所得が120万円だとします。

そうすると、

① + ② + ③ + ④ = 201,500円

となり、年間所得が

120万円- 201,500円 = 998,500円

となってしまいます。。。ρ(。・_・、)

年間所得103万円の方が、マイナスがないので、お得ということですね!!

働く方が損するとは!どういうことや、工藤!!!

 

では、どこまでいけば損益分岐点なのでしょうか??

学生さんの年間所得をy円とします。

 

y  – 126,000円 ① –   45,000円 ② – ((y- 650,000円-330,000円)×0.1)③ -((y- 650,000円-380,000円)×0.05)④ > 103万円

y>1,361,764円

 

です。

つまり、136万円以上稼げば、扶養から外れる損をカバーできるということです。

 

…。

…。

けっこうあるね(;^ω^)

感想は人によるとは思いますが。。。

 

それにしても、気づいたんですよ!(`・ω・´)

なぜ、最近

「扶養が…」

と言われるようになったのか!!

 

それは… 学生さんの時給がうなぎのぼりだからです。どんどん上がる最低時給。

昔と比べて、働く時間が少なくても、すぐ扶養の範囲超えちゃうんですね。

 

むー。

政府さん、労働力不足は日本の問題とかって話で、主婦さんなどの扶養控除の額は引き上げられたんですよね。

しかし、学生さんはそのまま。

働く方が損するってどんな制度やねん。労働力不足を後押ししてる気がするんですが。

働きたいけど働けない方には、別の方法で補助などする方がいい気がしますけどね。

 

ちなみに、話が複雑になるのでここでは紹介しなかったのですが、勤労学生控除という制度もあります。

すると、130万円までは、所得税がかからないことになるそうです。

https://townwork.net/magazine/knowhow/taxes/42916/

 

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