Hard Things

Hard Thingsという本を読みました。
シリコンバレーのベンチャーキャピタリスト ベン・ホロウィッツ氏が、自分が経営してた時代のことを書いた本です。

ほんと、面白かった!

ソフトウエァの会社を経営している、という自分とまったく同じ立場での話なので。
もちろん、ホロウィッツ氏の仕事の規模と、今の私の仕事規模はまったく違いますが(つД`)

内容は、きれいごとの経営指南ではなく、かなりつっこんだ実体験を交えた内容です。

たとえば、
「大手の会社が『ごあいさつ』に来るのに付き合う必要があるか」
とか
「友人を降格させなければいけないときどうするか」
とか
「従業員が退職する場合、昇給をエサに引き留めるか」
とかですね。。。。

激しく同意と思ったのが、

「スキルが高くても、間違った野心を持った人を採用すべきでない」

というくだりですね。

自分のことしか考えない、他人の失敗を喜ぶ、悪いことは他人のせい、チームのことを考えず、自分のやりたい放題…
こういう人が与える悪影響ってホントにはなはだしいんですよね。

あとは、ベースに流れる、ソフトウェアの会社はとにかくお客さんを向くべきだ、というのを感じました。

違う業種の人と会うと
「ソフトの会社ってアレでしょ?ビジネスモデルがしっかりしてれば儲かるでしょ?アイデアが大事なんでしょ?アメリカではやったこと持ってくれば当たるんでしょ?」
みたいなことを言う人がいますが、実際は、もっと地道なものなんですよ~。
で、それはシリコンバレーだって、日本でも同じだな、と思い知らされます。