格差社会の話

いい季節になってきましたね。
今まで秋はきらいな季節でしたが、今年は夏が暑すぎたせいか、なんだか秋が嬉しいです。

さて、今日はちょっと真面目な話・・・。

最近、格差社会だとかワーキングプアだとか、よく言われますが、それって本当はどうなんでしょうね。
よく引き合いに出されるデータで、10年前は正社員の割合が○○%だったけど、今はその半分で正社員の比率が少なくなっている、とかありますよね。
あと、一戸当たりの所得が低くなっているとか・・・。

前者は、派遣という業態が増えたためだと思うし、後者は独身者が増えたから、とかいろいろな理由がある気がして、どちらも納得いくデータではない気がします。

テレビで「ワーキングプア」の特集とかをやっているのを見ていると、どうも残念ながら、個人の理由でそうなってしまった人を取り上げているように見えるし・・・。
それは昔っからそうなのではないかと思います。

確実に言えるのは、働く人の労働時間が長くなったこと。
最近じゃ、
「もう毎日終電だよ~」
「いや~、土日も仕事でさ~」
とかいう声をありきたりに聞きますもんね。 時給レベルでは確かに低くなっているのかも。

なんでですかね。と考えてみて…。
以下は自分が会社に勤めていたころの体験が元の推測なので、本当かどうかは分りません。

思うに、
①競争が厳しくなった
②人口ピラミッドが変わったので、管理職がやたら多くなり、現場の労働が重くなった

んじゃないですかね。
①の競争が激しくなったってのは、グローバル化したり消費者の目が厳しくなったりして、油断をしているとすぐ乗り換えられるため、常に最善を尽くすことが要求されること。
資本主義なんで当たり前だし、働いている方はつらいけど、その競争は社会のためには良いことでしょうね。

派遣さんという業態が厳しいのも、この競争が厳しいためじゃないでしょうか。
スキルがないと、続かない、という・・・。

②の管理職が多くなったから、というのは、報告とかレポート業務に多くの時間を費やさなくてはならなくなったり、現場の労働力が減っているから。ということです。

私が会社にいた頃、これが本当に嫌でしたね。(笑)
もちろん、サラリーマンなんだから、上に報告するのは義務なんだけど、その体裁が整ってないとダメだとか、頻度が多くなりすぎると、
「うーん」
という感じ。

特に、社内で上司に企画をプレゼンするとか、ばかばかしいと感じたりしましたね。
プレゼンはお客さんにするもんだと思うから。
そんな時間があれば、サービスに磨きをかけたほうが良くない?

まぁ、上がさらに上に報告するために、体裁が必要なのはよくわかるけど。
それに、その行動は社会にとって何もプラスじゃないんだよね。

・・・ってかなり話はそれましたが。
格差社会って何なんだろうな~。というのが始りでしたね。
つまり、一般的市民からすると、どうもメディアとか政治的な意図に焚きつけられている気もしないでもないんですよね。

この問題は関心があるので、またどっかで語るかもしれません。